2017年度関西学生バスケットボールリーグ戦
全勝(5勝)の近畿大学と1敗の京都産業大学戦が
9月13日 枚方市総合スポーツセンターで行われた。
リーグ制覇を見据えた上で
非常に大きな1戦となったが、
京都産業大学が84-60で
粘る近畿大学を振り切った。
Kyoto Basketball Timesでは
第4ピリオド 3点差までつめられたピンチから
爆発的な得点力で一気に勝負を決めた京産大の
キープレイヤー #30 大庭 岳輝 選手(洛南高校出身)に注目した。
大庭選手といえば、高校時代はスリーポイントシューターの
イメージが強かったが、約2年ぶりにみたプレイは
シューターからエースへの階段を駆け上がっている最中の
『 伸びしろをまだまだ感じさせながら、進化している 』
そんなプレイであった。
約1年半前、大庭選手が京都産業大学入学後、コーチ村上和之氏の
指導のもと、プレイの幅を広げる為に取り組んだのは『 ドライブ 』であった。
外や、中で得点が取れる選手は同学年にもいたが、
切れ込んで得点に結びつけるプレイが弱かったので
ドライブに磨きをかけた。
1回生の秋ごろからドライブで得点を取る機会が増えだし
プレイの幅が広がっていったが、
2回生になった今年の春の全関、大阪体育大学戦では
まだ思うようなプレイは出来なかった。
(全関では 大体大が準優勝し、京産大はベスト16)
その後、西日本や夏の練習を経験し、
思うようにプレイ出来ない事への苦しみも乗り越え、
この秋のリーグ戦でようやく良いかたちでプレイができるようになってきた。
全関で敗れた大体大との対戦では20得点 (京産 78 - 51 大体 )
本日の近大戦では34得点( 京産 84 - 60 近大 )と
スコアラーとしての本領を発揮し始めている。
大庭選手も本日の反省点で挙げていたが、
「 勝負を決められるところで決める。 」プレイヤーになった時、
真の『 京産のエース 』と呼べる日が来るのではないか。
From バスケットマン
どんな選手にも壁や悩みは存在する。
『 洛南→京産 』 と聞けば誰もがエリート選手を想像し、
そのプレイをみて感嘆するかもしれないが、
彼らにも壁や悩みは存在する。
いや、むしろ、競技のレベルが高い分、
やってくる壁も大きく、困難かもしれない。
実際、大庭選手も順風満帆なバスケット人生ではなかった。
中学校時代、大阪選抜には選ばれていないし
洛南高校時代はメンバーに入れないことや
大きな怪我も経験した。
コートで魅せるスターのようなプレイも
様々な大きな壁を乗り越えて
初めてみせることが出来ているプレイである事を知ってもらいたい。
そしてそれを伝える存在でありたい。
SPECIAL THANKS to 大庭 岳輝 選手
京都産業大学 #30
(好きなお笑い芸人は 銀シャリ)
記録参照 関西学生バスケットボール連盟
写真/記事 Kyoto Basketball Times TJ
2017.9.13