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執筆者の写真BB-PHOTO

優勝 洛南高等学校

今年はコロナ禍の影響で

練習環境や、モチベーション維持についての話を

スポーツ界でたくさん聞いたが、

そんな印象を全く持つことがないくらいの

完成度の高さを両チームがみせてくれた。


ウインターカップ京都府予選

決勝リーグ

洛南 82- 72 東山


洛南高校が接戦の末、栄光をつかんだ。


洛南のスタートの5人、

誰を主役にしても

ストーリーが成り立つ。


そんな印象を受けた決勝戦であったが

あえてキープレイヤーを挙げるとすると

洛南#4西村選手を私は推したい。


最近観た過去の洛南の4番の先輩たちの活躍のせいか、

3年前の中学生の時のプレイの記憶のせいかわからないが、

今日はゾーンに入っているようなプレイであった。


洛南の 「 4番 」がゲームを支配した。


「 2年になってパスに楽しみを覚えてからプレイスタイルが変わったが、、、(中略)

  覚えているだろ赤木、あいつ1人に47点取られたのを! 」


とディフェンスに定評のあるあの選手の言葉が

一瞬、脳裏をよぎるくらいの存在感であり

得点を取る事に対する凄みを感じた。


プロボクサーが試合前に体重を極限まで削ぎ落とすように、

勝利に不必要な甘さを刻限まで削ぎ落としたようなプレイであった。



私は常日頃から

個人のスキルとチームバランスを

考えてプレイをみているが、

圧倒的な個人スキルを持った選手が

チームオフェンスに徹した時、

ディフェンスや、ルーズを頑張った時、

これだけの力を発揮するのかと再確認した。



そして、ゲームで活躍する選手と

ゲームを支配する選手の違いは

「 気迫 」であるのではないかと感じるくらい

心のこもったプレイをみせてくれた。





ウインターカップまで2ヶ月弱。


「 冬の洛南 」と呼ばれた真骨頂を、

もう一段階上の世界を、

全てのバスケット関係者に希望を与えてくれるようなプレイを、

是非ともみせて頂きたい。




BB-PHOTO TJ








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